ロングノーズガー ガー目・ガー科 |
標準和名 | ロングノーズガー | |||
分 類 | ガー目・ガー科・レピソステウス属 | |||
学 名 | Lepisosteus osseus | |||
英 名 | Longnose gar | |||
分 布 | カナダからメキシコ辺り | |||
生息環境 | 大きな河川など | |||
全 長 | 60~120cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・6~9軟条、しりびれ・8~10軟条 | |||
ロングノーズガーは特徴的な体つきをしている淡水魚で、大きいものでは全長1.8m、体重は25kg程に成長する。 主にカナダのケベック州からアメリカ合衆国のフロリダ東部、五大湖から北メキシコ西部などにかけて分布していて、キューバなどにも分布している。 体は長くて、硬鱗と呼ばれるひし形の硬いうろこで覆われている。 名前のように、吻は著しく細長く、ガーの仲間の中ではもっとも長い。 背びれとしりびれは体の後方にあり、いずれも基底は短い。 体色は黄色を帯びたような灰褐色で、眼を通る幅広い黒色の縦帯が見られる。 また、腹面は淡いが、各ひれにも暗色の斑がある。 流れの緩やかな水域や静水域の水草の多い所に生息し、大規模な河川に多く見られ、水温は12~20℃位が適温と言われている。 魚や甲殻類などを食べるが、アリゲーターガーとは対照的で、吻が細長い為、大きな魚を捕らえることはない。 地域によって産卵期は異なるが、概ね春に河川を遡上し、浅瀬の水草や岩などに卵を産み付けるとされている。 産卵活動は1尾の雌と2~4尾の雄によって行われ、全長1m程度の雌では、およそ3万5千個の卵を産卵する。 卵は1週間から10日程で孵化するが、、この卵はアリゲーターガーの卵と同じように有毒とされている。 また、ガーの仲間は、カムルチーなどのように浮き袋を使って空気呼吸が出来るが、ロングノーズガーも空気呼吸することが出来る。 寿命は長く、自然下での寿命は10年程度と言われているが、15~20年の寿命を持つものも見られ、国内の飼育固体でも35年を超えるものが知られている。 ガー科の魚類へ / このページの先頭へ |