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オニカジカ カサゴ目・カジカ科



オニカジカ


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標準和名 オニカジカ
分 類 カサゴ目・カジカ亜目・カジカ科・オニカジカ属
学 名 Enophrys diceraus
英 名 Antlered sculpin
分 布 アラスカ沿岸からベーリング海、日本海など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 20~30cm 程度
別名・地方名 オイラン、オイランカジカ、ツノカジカ、ヤマノカミなど
備 考 背びれ・7~8棘12~15軟条、しりびれ・10~13軟条
オニカジカは、アラスカ沿岸からベーリング海、オホーツク海、日本海などに分布する冷水性の海水魚で、国内では新潟辺りから北で見られる。

頭部は大きくゴツゴツとした感じで、背側には発達した隆起がある。
吻は短く、眼はとび出していて、唇の後ろ縁には、ひげのようにも見える短い突起がある。

前鰓蓋骨には4本の強い棘があり、もとっも上の棘は、鰓蓋を超えて長く突き出ている。
この長い棘が、花魁の挿すかんざしを思わせることから、別名・オイランカジカとも呼ばれている。
また、側線鱗は骨板状で、雄には大きな生殖突起がある。

体色は、沿岸の浅い海に生息するものは赤みが強いが、沖合の深いところのものは黒みが強い。
しかし、いずれも体には大きな暗色の斑があり、背びれや胸びれ、尾びれなどにも斑がある。

オニカジカは底性の魚で、砕けた貝殻が混ざるような岩礁の砂利底や砂底などを好み、甲殻類や底生動物などを食べる。
多くは沿岸の浅場から水深100m辺りまでで見られるが、水深380m辺りでも見られ、深場のものほど体が大きく、中には全長35cmを超えるものも見られる。

産卵期は冬で、海岸近くの浅い水域に移動して産卵が行われる。
雄は卵が孵化するまでは守る習性があり、幼魚は全長13~24mm程に成長すると底に沈むようになり、18cm程で成熟する。

このほか、オニカジカは他の魚と共に定置網や刺網、底引網などで捕れ、食用に利用されることがある。
広く流通はしないが、刺身や焼き物、煮つけなどに利用され、美味しいものとされている。

尚、オニカジカはカサゴ目カジカ科に属しているが、スズキ目に新たにカジカ科を設け、スズキ目カジカ科に分類されることもある。
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