レッドフィン・ボティア

レッドフィン・ボティア コイ目・ドジョウ科



レッドフィン・ボティア


レッドフィン・ボティア 1レッドフィン・ボティア 2レッドフィン・ボティア 3

標準和名 レッドフィン・ボティア
分 類 コイ目・ドジョウ科
学 名 Yasuhikotakia modesta / Botia modesta / Botia rubripinnis
英 名 Redtail botia / Red-finned loach / Colored botia
分 布 インドシナ半島
生息環境 河川や支流など
全 長 20cm 程度
別名・地方名 ウミドジョウ(京都))など
備 考 背びれ・12~13軟条、しりびれ・8~10軟条
レッドフィン・ボティアは、カンボジアやラオス、タイやベトナムなどに分布しているドジョウの仲間で、ドジョウ科の中では体高が高く、アユモドキクラウンローチのような体つきをしている。
上顎に一対、下顎に一対のヒゲがあり、尾びれは大きく、二叉している。

体色は青みがかったような灰色で、鰭は赤色やオレンジ色、時に黄色いものも見られる。
また、尾びれ起部には暗色の横帯があり、幼魚や若いものの体色は緑色を帯びたようなものも見られる。

レッドフィン・ボティアは、メコン川流域やチャオプラヤ川、バンコク川やメークローン川流域などの河川に生息していて、ふつうは泥底や砂底などで見られる。
また、季節的な移動を行い、雨季には河川の支流や洪水による氾濫原などに進入し、この時期に産卵も行われる。

普段は単独で生活していて、水生昆虫や落下昆虫、甲殻類や多毛類などを食べるが、昼間は岩陰や岩孔、植物の間などに隠れていて、主に夜間に活動しする。

縄張り意識が強いとも言われていて、大きいものでは全長25cm程に成長するが、飼育下で20cmを超えるものは珍しい。

この他、レッドフィン・ボティアは観賞用に利用されることがあり、飼育下での寿命は8年のものが知られている。


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