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アミメチョウチョウウオ スズキ目・チョウチョウウオ科



アミメチョウチョウウオ


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標準和名 アミメチョウチョウウオ
分 類 スズキ目・スズキ亜目・チョウチョウウオ科・チョウチョウウオ属
学 名 Chaetodon xanthurus
英 名 Pearlscale butterflyfish
分 布 日本や西太平洋など
生息環境 沿岸の岩礁域やサンゴ礁域など
全 長 15cm 程度
備 考 背びれ・12~14棘20~23軟条、しりびれ・3棘15~17軟条
アミメチョウチョウウオは、東シナ海から南シナ海、アラフラ海などにかけての西太平洋に分布しているチョウチョウウオの仲間で、国内では、小笠原諸島や沖縄諸島などの南日本で見られる。

体は強く側扁していて、体高が高く、広い楕円形をしている。
吻は突き出ていて、口は小さい。
背びれやしりびれの基底は長く、後ろ端は角ばっている。

体色は白色や灰色がかったような色合いで、名前のように、体側には黒っぽい網目模様がある。
頭部には、眼を通る黒色の筋があり、背びれ前部の頭部にも黒い斑が見られ、これらは白く縁取られている。
また、背びれの後ろ端としりびれの後ろ端から尾びれにかけては、三日月のようなオレンジ色をしていて、尾びれにもオレンジ色の筋がある。

アミメチョウチョウウオは沿岸の岩礁域やサンゴ礁域などに生息し、水深6m辺りから見られるが、多くは水深15mより深いところに生息していて、50m辺りのやや深場まで見られる。
単独やペアで生活していて、小型の底生無脊椎動物や藻類、サンゴのポリプなどを食べる。

ふつう、アミメチョウチョウウオは食用に利用されることはないが、体色が綺麗なことから、観賞用に利用されることがある。

この他、名前のよく似たチョウチョウウオにアミチョウチョウウオがいるが、これには三日月のようなオレンジ色の帯などは見られない。