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ハダカゲンゲ スズキ目・ゲンゲ科



ハダカゲンゲ


ハダカゲンゲ1ハダカゲンゲ 2ハダカゲンゲ 3

標準和名 ハダカゲンゲ
分 類 スズキ目・ゲンゲ科・ハダカゲンゲ属
学 名 Gymnelus viridis
英 名 Fish doctor
分 布 ベーリング海や北極海など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 30~55cm 程度
備 考 胸びれ・11~13軟条
ゲンゲ科の魚の多くは北太平洋や北大西洋に見られるが、ハダカゲンゲは主にベーリング海や北極海などの冷たい海域に分布していて、北東太平洋のカナダからデンマーク海峡辺りのグリーンランドやハドソン湾などにも分布している。

体はウナギのように細長く、体後半に向けて徐々に細くなっている。
鱗はなく、体色は茶色っぽく、体側から背びれにかけて暗色の帯状の斑が多数見られる。

背びれとしりびれの基底は長く、尾びれに連続している。
腹びれはないが、胸びれは発達していて、体を支えることができる。
また、浮き袋はない。

大陸棚などに生息していて、潮間帯から水深100m程のところに多く見られるが、水深320m位のところにも生息している。
底性の魚で、砂や泥底の海草の間などに見られ、甲殻類や多毛類、アサリ等の二枚貝などを食べる。

産卵期は夏の終わりから初秋頃と考えらていて、雌は沈性の粘着卵を産卵すると言われている。