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コロダイ スズキ目・イサキ科



コロダイ


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標準和名 コロダイ (胡廬鯛)
分 類 スズキ目・スズキ亜科・イサキ科・コロダイ属
学 名 Diagramma pictum
英 名 Painted sweetlips
分 布 西太平洋やインド洋など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 50~60cm 程度
別名・地方名 コタ・カワコダイ(鹿児島)、シマイッサキ(長崎)、コタイ(高知・瀬戸内)、その他・イソコロ、エゴダイ、カイグレ、ヨノミなど
備 考 背びれ・9~10棘22~23軟条、しりびれ・3棘7~8軟条
コロダイは西太平洋やインド洋などに分布するイサキ科の海水魚で、日本では南日本に分布している。

全長は50~60cm程で体は側扁し、体高は高くて吻は短い。
体色は青味を帯びたような灰色で、暗い黄褐色やオレンジ色の小さな斑が散らばっている。
この斑は背びれや尾びれなどにも見られ、鱗は小さな櫛鱗をしている。

また、コロダイは成魚と幼魚では体色が異なっていて、幼魚では黄色を帯びた白色の地に黒色の縦縞が二本走っていて、イサキの幼魚のようにも見える。
成魚は体側に斑点が見られるのでアジアコショウダイに似ているが、コロダイの斑点は赤味がかっていて、背びれの棘条数も少ない。

沿岸のサンゴ礁や岩礁域に生息し、砂泥底を好み、小型の魚や甲殻類、ゴカイ類などを食べる。

定置網や底引き網、釣りなどで獲られ、食用にされる。
漁獲量は少ないが、刺身のほか塩焼きや煮つけにされ、美味しいものとされている。
また、コロダイの幼魚は比較的多く揚げられるが、まずいものとされ、かまぼこなどの練り製品の原料に利用される。