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マサバ スズキ目・サバ科



マサバ


マサバ 1マサバ 2マサバ 3マサバ 4

標準和名 マサバ (真鯖)
分 類 スズキ目・サバ亜目・サバ科・サバ亜科・サバ属
学 名 Scomber japonicus
英 名 Chub mackerel
分 布 世界の温帯から亜熱帯域など
生息環境 沿岸域など
全 長 40~50cm 程度
別名・地方名 ヒラサバ(静岡・高知)、ヒラス(長崎)、タックリ(鹿児島)、ホンサバ、サバ、サバゴ、ソコサバ、ノドサバなど
備 考 第一背びれ・9~10棘、第二背びれ・1棘11~12軟条、しりびれ・1棘11~12軟条
マサバは世界の温帯から亜熱帯域に分布し、国内各地の近海にも幅広く分布している。
また、一般に「サバ」と呼ばれる場合は本種を指していることが多く、重要な食用魚として利用されている。

体は紡錘形でやや側扁し、吻は尖っている。
鱗は小さい円鱗で剥れやすく、尾柄は細い。

体色は背面が緑色で、黒色の波状になった横縞が側線の辺りまでかかっている。
腹面は銀白色で、ふつうは斑点などは見られない。
また、第二背びれとしりびれの後には、各5つの離鰭があり、第一背びれは溝に収めることが出来る。

ゴマサバに似ているが、マサバの腹側にはふつうは小さな斑点がなく、マサバの方が側扁している。

沿岸域に生息し、表層に近いところを大群になって遊泳している。
1日に10km程を泳ぎ回るが、水温の変化によって、春から夏は北上し、秋になると南下する季節的な移動も行う。

寿命は5~6年程と言われていて、動物プランクトンなどを主に食べるが、小型魚類、甲殻類なども食べる。

産卵期は4~8月頃で、直径1mm程度の分離浮性卵を産むが、南のものは早くて2~4月頃とされている。

マサバはアジイワシなどと共に大切な食用魚で、巻き網や定置網などで漁獲され、広く流通している。
焼き物や煮物などにされ美味しいものとされているが、鮮度が落ちるのが速いので、酢でしめた「シメ鯖」などにもされる。
また、マサバは釣りの対象魚でもあり、防波堤や船釣りなど、各地で盛んに行われている。