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アツクチスズメダイ スズキ目・スズメダイ科



アツクチスズメダイ


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標準和名 アツクチスズメダイ
分 類 スズキ目・ベラ亜目・スズメダイ科・アツクチスズメダイ属
学 名 Cheiloprion labiatus
英 名 Big-lip damsel
分 布 西太平洋やインド洋など
生息環境 浅いサンゴ礁域など
全 長 6~7cm 程度
備 考 背びれ・13棘13~14軟条、しりびれ・2棘13~14軟条
アツクチスズメダイは東シナ海や南シナ海、アラフラ海からグレートバリアリーフにかけての西太平洋に分布するスズメダイの仲間で、国内では琉球列島などで見られる。
インド洋にも分布しているが、多くはマレー半島やアンダマン諸島、スリランカなどのベンガル湾で見られる。

体は側扁していて、体高は高い。
名前のように唇は厚く、まくれあがったようになっていて、英名もその特徴から付けられている。

体色は、幼魚では暗い青色で、眼から背部にかけて青色の帯が1本見られる。
しかし、成魚は淡い黄褐色で、はっきりとした斑などは見られない。

水深3m位までの浅いサンゴ礁域に生息していて、普通は単独か小さな群れで生活している。
枝珊瑚周辺に多く、ミドリイシ類などのポリプや動物プランクトンなどを食べ、雄は卵を守る習性がある。

アツクチスズメダイは体が小さいこともあって食用に利用されることはないが、観賞用に利用されることがある。