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アブラボウズ カサゴ目・ギンダラ科



アブラボウズ


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標準和名 アブラボウズ (脂坊主、油坊主)
分 類 カサゴ目・ギンダラ亜目・ギンダラ科・アブラボウズ属
学 名 Erilepis zonifer
英 名 Skilfish / Giant skilfish
分 布 北太平洋など
生息環境 岩礁域など
全 長 1.5m 程度
別名・地方名 アブラボウ、アブラボ、クロウオ、オシツケなど
備 考 第一背びれ・11~12棘、第二背びれ・13~16軟条、しりびれ・3棘10~12軟条
アブラボウズはカサゴ目ギンダラ科に属している深海性の海水魚で、大きいものは全長180cm、体重は90kgを超えるものも見られ、カサゴ目の中では最も大きいと言われている。

北緯62度から北緯36度辺りにかけての北太平洋に分布していて、アメリカ合衆国のカリフォルニア州からカナダ、アラスカを経て、ベーリング海やオホーツク海、日本海などの他、熊野灘辺りより北の太平洋側にも分布している。

体は丸くて太いが、やや側扁していて、頭部は丸みを帯びている。
体色は成長に伴って変化が見られ、若いものは黒っぽい体表に白い斑が見られるが、この斑はやがて濃い灰色に変わり、成魚では全体に暗灰色となり、斑は消滅する。

幼魚は表層に漂っている流れ藻などについて生活しているが、成長とともに深場に移動し、成魚は水深200~400m程の岩場などに生息している。
しかし、アブラボウズは水深680m程のところでも見られるほか、伊豆大島では水深約1000m程の深さにも生息していると言われていて、垂直方向の生息域はかなり広い。
肉食性で、群れで生活し、魚類や甲殻類、軟体動物などを食べる。

アブラボウズは深海延縄や底引き網などで獲られ、食用に利用されている。
漁獲量は多くないが、白身の魚で、煮つけや刺身、照り焼き、みそ漬けなどに利用され、美味しいものとされている。
また、旬は冬期と言われているが、名前は、深海性のため脂肪分が多いことから付けられていて、多量に食べると脂分を消化しきれず、下痢や腹痛などを起こすこともあるので注意が必要とされている。