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ホウボウ カサゴ目・ホウボウ科



ホウボウ


ホウボウ 1ホウボウ 2ホウボウ 3ホウボウ 4

標準和名 ホウボウ (竹麦魚)
分 類 カサゴ目・コチ亜目・ホウボウ科・ホウボウ属
学 名 Chelidonichthys spinosus
英 名 Spiny red gurnard
分 布 日本や東シナ海、南シナ海など
生息環境 沿岸の砂泥底など
全 長 40cm 程度
別名・地方名 ウチモギ、コト、コトチ、キミ、キミヨ、キミウオ、ドコ、カナガシラなど
備 考 第一背びれ・4~5棘、第二背びれ・2棘15~16軟条、しりびれ・14~16軟条
ホウボウはカサゴ目に属している海水魚で、北海道南部より南に分布していて、黄海や東シナ海を経て南シナ海にも分布している。

体は細長いが、頭部は大きく、体後半は細くなっている。
吻は長く、前縁はわずかに窪み、両側には数本の小さな棘があり、雄は雌よりも頬が厚くて膨らんでいる。

各ひれは大きく、第二背びれとしりびれの基底は長い。
尾びれの後縁は僅かに湾入しているが、ほぼ直線状になっている。
また、背びれの基底には楯状の骨板があり、鱗は小さな円鱗をしている。

体色は背面が灰褐色や灰色を帯びた紫色のような感じで、不規則な赤い斑が多数ある。
腹面は白っぽく、背びれと尾びれには赤い斑が見られる。

ホウボウの胸びれは大きく特徴的で、胸びれ内側は深い緑色で、青色で縁取られ、下半部には小さな青い斑点が散在している。
この大きな胸びれの軟条は3本が遊離していて、これを使って海底を歩くように移動することが出来る。

このほか、ホウボウは浮き袋を使って「ボーボー」や「グーグー」などといったような音を出すことができるが、この音が名前の由来になっているとも言われている。

カナガシラによく似ているが、ホウボウの鱗はカナガシラよりも更に小さく、吻棘にははっきりとした棘が見られないほか、胸びれも一様に赤っぽい。

ホウボウは水深100~200m程の沿岸から大陸棚の砂泥底などに生息しているが、水深600m程のところでも見られる。
底性の魚で、エビやカニなどの甲殻類のほか小魚なども食べる。

砂底に隠れている獲物を探す時は、大きな胸びれを広げ、3本の遊離した軟条で歩くように移動し、この軟条によって獲物を探し出す。
また、この3本の軟条は赤色や朱色で、胸びれは遊泳する時にはたたまれている。

産卵期は12~4月頃で、分離浮性卵を産卵する。
卵は4~5日程で孵化し、2cm程に成長した頃には、胸びれの軟条部が発達してくる。

ホウボウは刺し網や底引き網などで獲られ、食用として流通している。
白身の魚で、刺身や焼き物、煮付けや鍋もの、唐揚げなどに利用され、美味しいものとされている。

また、練り製品などにも利用されているほか、ホウボウはヒラメやカレイ釣りなどでもあがり、浅場のシロギス釣りでも釣れることがある。