コウライアカシタビラメ

コウライアカシタビラメ カレイ目・ウシノシタ科



コウライアカシタビラメ


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標準和名 コウライアカシタビラメ (高麗赤舌鮃)
分 類 カレイ目・ウシノシタ亜目・ウシノシタ科・イヌノシタ属
学 名 Cynoglossus abbreviatus
英 名 Three-line tongue-sole
分 布 日本や西太平洋など
生息環境 沿岸の砂泥底など
全 長 30~50cm 程度
別名・地方名 シタビラメ、バケシタなど
備 考 背びれ・125~133軟条、しりびれ・103~108軟条
コウライアカシタビラメは主に東シナ海から南シナ海を経てアラフラ海やミクロネシアなどの西太平洋に分布していて、インドネシアのインド洋側などでも見られる。
国内では静岡辺りよりも南の太平洋側に分布しているが、本州の日本海側でも見られる。

体は長い楕円形で、吻の先は後下方に曲がっていて、口の後端は下目の後縁よりも後方にある。
背びれは胸びれの後端辺りからはじまっていて、尾びれは背びれとしりびれに繋がっている。
また、尾びれの後端はとがっている。

有眼側は淡い褐色をしていて、鱗は櫛鱗をしている。
無眼側は櫛鱗か円鱗で、側線は有眼側に3本見られる。

沿岸域ややや沖合いの砂泥底に生息し、甲殻類やゴカイ類、小魚などのほか動物プランクトンなどを食べる。
水深20~85m程の所に見られ、産卵は春季の水温10℃前後の時に行われ、弱い付着卵を砂底に産み付ける。

コウライアカシタビラメは底引き網や刺し網などで獲られ、クロウシノシタなどと同様、食用として流通している。
白身で美味しいものとされ、煮つけなどに利用されている。


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