世界の絶滅危惧種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このページでは、当魚類図鑑に収録している中から、絶滅危惧種に指定されているものを紹介しています。 絶滅危惧種については、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに基づいて、世界の淡水魚・海水魚を掲載していますが、実際に絶滅が危惧されている魚種の数は非常に多く、ここで紹介しているものは、ほんの一部でしかありません。 ●絶滅危惧種
魚類は、淡水域に生息しているものと海水域に生息しているものがいますが、一般に、海水域よりも淡水域の方が観察しやすいことなどもあって、淡水魚の分布や生息数は、海水魚に比べてとらえやすいと言えます。 これに対して、海水魚は分布域や生息範囲が広いため、生息数の把握なども困難なものになっています。 しかし、いずれにしても、淡水魚・海水魚共に、近年は生息数が減少傾向にあるとされています。 淡水魚は海水魚に比べて生息域が限られている為、環境変化などによる影響を大変受けやすい状態にあると言えますが、これは海水魚についても同じで、大規模な護岸整備や海底の砂利採取などによって、餌場を失ったり、産卵場所をなくしてしまったりすることで、生息数は減少していると考えられています。 生息数の把握は、実際には漁獲量などによって行いますが、沿岸のものよりも、外洋性の回遊魚の方が、より生息数をとらえにくいとも言えますし、深海魚は、更に分かりづらいと言えます。 このような事から、実際の生息数はまったくと言っていいほど分からないままですが、近年の海洋開発や、乱獲などによって、海水魚の生息数も減少しています。 ところで、上に紹介している絶滅危惧種は、明らかに生息数が激減しているものですが、これに準ずるものとして、「準絶滅危惧種」があります。 また、日本の環境省が指定しているように、国によっては「絶滅危惧種」に指定されている魚もあります。 参考のため、当魚類図鑑の中から、IUCNが指定している準絶滅危惧種や、各国による絶滅危惧種などを以下に掲載しておきますが、これらについても、実際に絶滅が危惧されているものは、非常に多くの数になっています。 尚、国内の絶滅危惧種については、「日本国内の絶滅危惧種」を参考にしてみてください。 ●準絶滅危惧種
●各国による絶滅危惧種
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