シルバーシャーク コイ目・コイ科 |
標準和名 | シルバーシャーク | |||
分 類 | コイ目・コイ科・バランティオケイルス属 | |||
学 名 | Balantiocheilos melanopterus | |||
英 名 | Tricolor sharkminnow / Bala shark | |||
分 布 | マレー半島やスマトラ島、ボルネオ島など | |||
生息環境 | 河川や湖沼など | |||
全 長 | 30~35cm 程度 | |||
保護状況 | 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト・絶滅危惧種(EN) | |||
シルバーシャークは、マレー半島やスマトラ島、ボルネオ島などの河川に自然分布している淡水魚で、「シャーク」と名前についているが、コイ科に属している。 目は大きく、体は背びれの起部がもっとも高くなっている。 体色は銀色で、各鰭の後縁は黒っぽく、背びれやしりびれ、尾びれには黄色っぽい帯も見られる。 また、尾びれは大きくて深く二叉しているほか、背びれも大きく、名前は、この鰭の様子がサメを思わせることから名前が付けられている。 大規模から中規模の河川や湖沼などに生息していて、中層辺りに多く見られる。 大きいものでは全長35cm程に成長し、小型の甲殻類や水生昆虫、その幼虫やワムシ、植物プランクトンなどを食べる。 シルバーシャークは観賞用などにも利用されているが、近年は多くの河川流域で生息数が減少し、一部では既に絶滅していると言われている。 現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストには絶滅危惧種(EN)として指定されているが、更なる生息数の減少が心配されている。 また、同科のレッドテール・ブラックシャークなども生息数が減少していて、絶滅危惧種(CR)に指定されている。 コイ科の魚類へ / このページの先頭へ |