アカマダラハタ

アカマダラハタ ススズキ目・ハタ科

アカマダラハタ

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標準和名 アカマダラハタ
分 類 スズキ目・スズキ亜目・ハタ科・マハタ属
学 名 Epinephelus fuscoguttatus
英 名 Brown-marbled grouper / Carpet cod / Black rock-cod
分 布 日本や西太平洋、インド洋など
生息環境 サンゴ礁や岩礁域など
全 長 70~80cm 程度
別名・地方名 ユダヤーミーバイ、アカアーラ、アカバニー(沖縄県)など
備 考 背びれ・11棘14~15軟条、しりびれ・3棘8軟条
保護状況 国際自然保護連合(IUCN)レッドリスト・準絶滅危惧種(NT)
アカマダラハタはインド洋や太平洋などの北緯29度辺りから南緯27度辺りにかけての暖海域に分布している大型のハタ類で、太平洋では、琉球列島から台湾、南シナ海を経て、アラフラ海や珊瑚海、ミクロネシアなどの西太平洋に分布している。
また、インド洋でも紅海を含む同緯度内に広く分布している。

体は楕円形で側扁し、口は大きく、上顎の後端は眼の後縁下よりもかなり超える。
体色は赤味を帯びた褐色で、暗色の斑模様が見られる。
体側や各鰭にも小さな暗色斑が密生していて、尾びれの後縁は丸い。

マダラハタとよく似ているが、アカマダラハタでは頭部の背縁が眼の後でくぼみ、後頭部で盛り上がっている。

浅海の岩礁やサンゴ礁域などに生息しているが、水深60m程のところでも見られ、小魚やカニなどの甲殻類のほか、イカやタコなども食べる。
大きいものでは1m近くまで成長するが、中には全長1.2m、体重が11kg程のものも知られていて、寿命も40年の長さをもつと言われている。

アカマダラハタは刺し網などで獲られ食用に利用されるが、シガテラ毒を持っていることもある。

尚、分布域が広いにもかかわらず、近年では生息環境であるサンゴ礁や産卵場と考えられている藻場などの開発などによって、生息数は減少している。
現在、アカマダラハタはキジハタチャイロマルハタなど共に国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに準絶滅危惧種(NT)として指定されている。

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