アカモンガラ

アカモンガラ フグ目・モンガラカワハギ科



アカモンガラ


アカモンガラ 1アカモンガラ 2アカモンガラ 3アカモンガラ 4

標準和名 アカモンガラ (赤紋殻)
分 類 フグ目・モンガラカワハギ科・アカモンガラ属
学 名 Odonus nige
英 名 Redtooth triggerfish / Blue triggerfish
分 布 太平洋、インド洋などの熱帯域
生息環境 水深の浅い岩礁域など
全 長 30~50cm 程度
別名・地方名 カーハジャー(沖縄)など
備 考 第一背びれ・3棘、第二背びれ・33~36軟条、しりびれ・28~31軟条
アカモンガラはインド洋や西太平洋などの熱帯域に分布しているモンガラカワハギ科の海水魚で、国内では相模湾辺りより南で見られる。

体は長い楕円形で側扁し、下顎は突出している。
上顎の前部には特徴的な大きな犬歯をもっているが、前方に突き出ているので、口を閉じていても見えるほどである。

この犬歯が赤味を帯びていることから「アカモンガラ」と名前が付けられているが、体色は濃い青色や黒褐色などをしている。
また、眼から吻先までと、眼から胸びれの基底を通る三角形のように見える部分は淡く、黄色味を帯びている。

眼から口に向かっては体側と同じ色の帯が見られ、眼の前方には一本の溝がある。
尾びれは深く湾入していて、上下は糸状に伸びる。

水深50m位までのサンゴ礁や岩礁域に生息し、外縁などの潮通しのよいところに多く見られる。
甲殻類や動物プランクトンなどを食べ、時には大きな群れをつくることもある。
自然下での寿命は7~10年程度と言われていて、大きいものは50cm程に成長する。

アカモンガラはふつうは食用にすることはないが、観賞用に利用されることがある。

尚、犬歯が赤いことから当初は「アカハモンガラ」とつけられたが、登録時の手違いから「アカモンガラ」と呼ばれるようになったとも言われている。


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