ゴマモンガラ フグ目・モンガラカワハギ科 |
標準和名 | ゴマモンガラ (胡麻紋殻) | |||
分 類 | フグ目・モンガラカワハギ科 | |||
学 名 | Balistoides viridescens | |||
英 名 | Titan triggerfish | |||
分 布 | 太平洋やインド洋など | |||
生息環境 | 沿岸のサンゴ礁域や岩礁域など | |||
全 長 | 50cm 程度 | |||
別名・地方名 | アカジキラナー、カーハジャー(いずれも沖縄)、その他・ツマグロモンガラなど | |||
備 考 | 背びれ・3棘24~26軟条、しりびれ・22~24軟条 | |||
ゴマモンガラは西部太平洋から中部太平洋のほか、紅海を含むインド洋にも広く分布していて、国内では神奈川辺りより南の太平洋側に分布している。 モンガラカワハギ科の中では最大で、大きいものでは全長75cm程に成長する。 体は楕円形で側扁し、口は小さい。 体側には、胸びれから第二背びれの中央部辺りにかけて、網目模様に見える暗色の幅広い横帯がある。 頭部には、眼を通り胸びれ辺りまで伸びる黒色の帯があり、その前方には黄色い斑が見られる。 また、背びれやしりびれ、尾びれなどの縁は黒く縁取られている。 水深50m位までの沿岸のサンゴ礁域や岩礁域の斜面などに生息していて、群れをつくることはなく、単独やペアで生活している。 甲殻類や貝類、ウニや軟体動物などを食べるが、雑食性で、サンゴや付着藻類、小魚なども食べる。 口は小さいが歯は極めて丈夫で、棘のあるウニなども、器用に裏返して、殻を割って食べてしまう。 また、産卵は砂地にすり鉢状状の巣をつくって行われ、卵を保護する習性があるが、性質は荒く、特に繁殖期には攻撃的になる。 卵を守っているゴマモンガラの雌が、巣に近づいたダイバーに立ち向かい、指を噛んだという報告もあり、注意が必要である。 加えて、モンガラカワハギの仲間は歯が丈夫で危険だが、棘も刺されると傷む。 この他、ゴマモンガラは釣りなどで獲られ、刺身や塩漬けなど、食用に利用されている。 モンガラカワハギ科の魚類へ / このページの先頭へ |