ペンギンテトラ カラシン目・カラシン科 |
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標準和名 | ペンギンテトラ | |||
分 類 | カラシン目・カラシン科 | |||
学 名 | Thayeria boehlkei | |||
英 名 | Blackline penguinfish / Hockey Stick Tetra | |||
分 布 | ブラジルやペルーなど | |||
生息環境 | 河川や小川など | |||
全 長 | 3~4cm 程度 | |||
別名・地方名 | ホッケースティックテトラ | |||
ペンギンテトラはピラニアなどと同じカラシン科に属している淡水魚で、南米ペルーのアマゾン川流域とブラジルのアラグアイア川の上流域に分布している。 体は細長くて側扁し、口は小さくて上向きに開いている。 脂鰭があり、尾びれは二叉している。 体色は銀色で、体側には、鰓蓋の後ろから尾柄に至る一本の黒い縦帯があり、この帯は尾びれ下葉に向かって伸びている。 この黒い帯がホッケーのスティックの形に似ていることから、別名・ホッケースティックテトラと呼ばれることもある。 ペンギンテトラは小さな河川や小川などに生息していて、水生植物の繁茂する流れの緩やかな岸近くで見られる。 表層から中層辺りで群れをつくって生活していて、ワーム類や水生昆虫、小型の甲殻類などを食べる。 産卵は植物の中に粘着卵を産み付け、一度に1000個程の卵を産む。 卵は20~24時間ほどで孵化し、仔魚は4日程で自由に泳ぐようになる。 大きいものでは6cm程に成長し、寿命は3~5年程度と言われている。 この他、ペンギンテトラは観賞用に利用されることがある。 尚、本種は、以前Thayeria sanctaemariaeやThayeria obliquaとされていたが、現在は別種とされている。 また、T. sanctaemariaeはT. obliquaのシノニム(同意語)とされていて、ペルーには分布していないと言われている。 |