ピンクテール・カラシン カラシン目・カラシン科 |
![]() ![]() ![]() ![]() |
標準和名 | ピンクテール・カラシン | |||
分 類 | カラシン目・カラシン科・カルケウス属 | |||
学 名 | Chalceus macrolepidotus | |||
英 名 | Pinktail chalceus | |||
分 布 | ネグロ川やオリノコ川流域など | |||
生息環境 | 酸素の多い水域など | |||
全 長 | 25cm 程度 | |||
ピンクテール・カラシンは、ブラジルやコロンビア、フランス領ギアナやガイアナ、スリナム、ベネズエラなどを流れるネグロ川水系やオリノコ川水系に分布している淡水魚で、ピラニアなどと同じカラシン目・カラシン科に属している。 体は細長い紡錘形のような感じで、側扁している。 背びれは体のほぼ中央に位置していて基底は短く、腹びれは背びれと同位にある。 また、脂びれをもっていて、尾びれは二叉している。 体色は銀色や赤味を帯びたような銀色で、名前のように、尾びれはピンクや赤っぽい色をしている。 側線より上にある体側の鱗はかなり大きく、暗灰色で縁取られているが、側線より下の鱗は、それよりも小さい。 腹びれやしりびれなどは黄色っぽい色をしているが、成長と共に、背びれや腹びれ、しりびれなどもピンク色なる。 ピンクテール・カラシンは、よく酸素を含んだ水域に生息していて、主に表層近くで見られる。 常に活発に動き回り、水生昆虫やその幼虫、甲殻類やワーム類、小魚などを食べるが、遊泳力に優れ、時には水面から飛び出すこともある。 詳しい繁殖の様子などは分かっていないが、卵は水生植物の間に散在している。 仔魚はかなり大きく、卵黄嚢が吸収されると直ぐに小型の餌を食べることができると言われていて、5年以上の寿命があるとも言われている。 ピンクテール・カラシンが食用に利用されているかは不明だが、時に観賞用に利用されることがある。 尚、カルケウス属には、本種を含め、次の8種が知られている。
|