ツマジロオコゼ

ツマジロオコゼ カサゴ目・ハオコゼ科



ツマジロオコゼ


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標準和名 ツマジロオコゼ (端白虎魚)
分 類 カサゴ目・ハオコゼ科・ツマジロオコゼ属
学 名 Ablabys taenianotus
英 名 Cockatoo waspfish
分 布 西太平洋や東インド洋など
生息環境 サンゴ礁や岩礁域など
全 長 10~15cm 程度
備 考 背びれ・17~18棘6~7軟条、しりびれ・3棘4~5軟条
ツマジロオコゼは東シナ海から南シナ海を経て、アラフラ海やサンゴ海、ミクロネシアなどの西太平洋に分布しているハオコゼの仲間で、国内では和歌山辺りから南で見られる。
また、東インド洋にも分布していて、インドネシアからオーストラリア西岸にかけて分布している。

体は強く側扁していて、背びれは眼の前縁の直上からはじまり、きわめて大きい。
体色は暗褐色や茶褐色、黒褐色などで、多くは吻端から背びれの前端にかけて白い筋が見られる。
この模様からツマジロ(端白)の名前が付けられているが、白くないものも多い。

鱗は微小で、全体に枯れ葉のような感じで、海草などに擬態しているとされている。
また、鰭の棘条には毒をもっていて、刺される傷む。

サンゴ礁や岩礁域に生息していて、周辺の砂底や砂利の混ざった砂底などにも見られる。
水深80m近くまで生息していて、単独やペアで生活している。
遊泳することは少なく、海草や岩の間などでじっとしていて、近寄ってくる小動物などを食べる。

ツマジロオコゼは体が小さいこともあり、食用に利用されることはないが、時に観賞用に利用されることがある。


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