オニカナガシラ カサゴ目・ホウボウ科 |
標準和名 | オニカナガシラ | |||
分 類 | カサゴ目・ホウボウ科・カナガシラ属 | |||
学 名 | Lepidotrigla kishinouyi / Lepidotrigla kishinouyei | |||
英 名 | Devil searobin | |||
分 布 | 日本や東シナ海など | |||
生息環境 | 沿岸の砂泥底など | |||
全 長 | 20cm 程度 | |||
別名・地方名 | キタカナガシラ、ガラ、ニトロホデリなど | |||
備 考 | 第一背びれ・8~9棘、第二背びれ・14~16軟条、しりびれ・14~16軟条 | |||
オニカナガシラは、日本から朝鮮半島南部、台湾を経て、中国の海南島辺りまでの東シナ海や南シナ海に分布しているホウボウの仲間で、国内では神奈川辺りよりも南に分布している。 体は円筒系で、頭部は骨板で覆われている。 吻には多数の棘があり、長くて鋭い。 また、下顎は上顎に覆われている。 体色は背側は赤く、腹側は白い。 胸びれは水平に開き、胸びれの内面には濃紺の斑があり、その中には白色の小斑点が散在している。 背びれ基底の両側には棘のある骨状が縦に並び、背側は櫛鱗、腹側は円鱗をしている。 水深40~140m程の砂泥底に生息し、小型の甲殻類や底性の小動物などを食べる。 産卵は冬から春にかけて行われる。 オニカナガシラは、底引き網などで他の魚と共に漁獲され、食用に利用されている。 煮つけなどのほか練り製品にも利用され、美味しいものとされている。 ホウボウ科の魚類へ / このページの先頭へ |