オニダルマオコゼ カサゴ目・フサカサゴ科 |
標準和名 | オニダルマオコゼ (鬼達磨虎魚) | |||
分 類 | カサゴ目・フサカサゴ科・オニオコゼ亜科・オニダルマオコゼ属 | |||
学 名 | Synanceia verrucosa | |||
英 名 | Reef stonefish | |||
分 布 | インド洋や西太平洋など | |||
生息環境 | 海底の砂泥底など | |||
全 長 | 30cm 程度 | |||
別名・地方名 | アーファ、アカドラ、アーバイズなど | |||
備 考 | 背びれ・12~14棘5~7軟条、しりびれ、3棘5~7軟条 | |||
オニダルマオコゼはインド洋やタヒチより西の太平洋の熱帯域などに分布し、国内では小笠原諸島や奄美大島辺りから南に分布している。 体は卵型で丸く、後部は側扁している。 頭部は大きくて凹凸が激しく、眼隔域はくぼんでいる。 口は大きく上向きについていて、体色は黒色などだが変化が多く、褐色や黄色っぽいものなどのほか、灰色などのものも見られる。 鱗はないが、全身に小さなコブや皮弁があり、皮膚は厚い。 また、胸びれの基底は長く、腹びれは1棘5軟条で皮膜で腹部に付着している。 ダルマオコゼに似ているが、体は大きく、全長40cm程に成長するものも見られる。 背びれの棘には猛毒があり、国内外での死亡例も報告されているが、体表にはしばしば海藻や海草が付着していて、じっとしていると海底にある岩のように見えるので見つけるのが難しい。 この為、遊泳中などに誤って踏んだりしてしまうことがあるが、この時はすぐに傷口を洗って、医師に相談するのがよい。 沿岸のサンゴ礁域や岩礁域に生息し、底性で砂底や砂泥底に多く見られる。 遊泳することなく、大きな口で魚類などを待ち構えて捕食するが、時には潮だまりのような浅い場所でも見られる。 肉は白身で、刺身、唐揚げ、焼き物などに利用され、美味しいものとされている。 しかし、オニダルマオコゼは棘に猛毒を持つこともあり、一般的な食用魚ではない。 フサカサゴ科の魚類へ / このページの先頭へ |