シザーステールラスボラ

シザーステールラスボラ コイ目・コイ科



シザーステールラスボラ


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標準和名 シザーステールラスボラ
分 類 コイ目・コイ科・ダニオ亜科・ラスボラ属
学 名 Rasbora trilineata / Rasbora stigmatura
英 名 Three-lined rasbora / Scissor-tailed Rasbora
分 布 東南アジア
生息環境 流れの緩やかな河川や湖沼など
全 長 8~13cm 程度
備 考 背びれ・9軟条、しりびれ・8軟
シザーステールラスボラは、メコン川流域やチャオプラヤ流域、 マレー半島やスマトラ島、ボルネオ島西部などの東南アジアに分布しているコイ科の淡水魚で、

体は細長くて、側扁している。
口は上向きに開いていて、背びれと腹びれはほぼ同位についている。
また、尾びれは二叉していて、背びれの起部がもっとも高く、体は普通、雌の方が少し大きく、雄よりも丸みがある。

体色は銀色や、灰色や褐色を帯びたような銀色で、体側には三本の黒っぽい縦縞がある。
しかし、体側中央を走っているものははっきりとしているが、背びれから尾びれ、しりびれから尾びれにかけて見られる上下の縞は、はっきりとしないものも見られる。
また、尾びれの上下両葉には、黒い斑があることが多いが、尾びれの起部が橙色をしているものも見られる。

シザーステールラスボラは、平野部を流れる流れの緩やかな河川や湖沼、小川や運河、用水路などに群れで生息しているが、湿地帯や洪水のあとの氾濫原などでも見られる。
主に水生昆虫や小型の甲殻類、ワーム類などを食べ、飼育下では5年程の寿命がある。

シザーステール・ラスボラは広く観賞用に利用されているが、湿地の埋め立てなど、生息地の減少が懸念されている。


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