コリドラス・カウディマクラートゥス ナマズ目・カリクティス科 |
標準和名 | コリドラス・カウディマクラートゥス | |||
分 類 | ナマズ目・カリクティス科・コリドラス亜科・コリドラス属 | |||
学 名 | Corydoras caudimaculatus | |||
英 名 | Tailspot corydoras / Tail-Spot cory cat / Big-blotch cory cat | |||
分 布 | ブラジルのグァポレ川流域など | |||
生息環境 | 河川の浅瀬など | |||
体 長 | 4~5cm 程度 | |||
「コリドラス」は、南米に広く分布する小型のナマズ類の総称で、コリドラス・カウディマクラートゥス(コリドラス・カウディマキュラートゥス) はブラジルのグァポレ川流域などに分布している。 体は楕円形で頭部は大きく、顎にはヒゲがある。 全体にずんぐりとした体つきで体高は高く、背びれの起部がもっとも高い。 尾びれも大きく、深く湾入していて、脂びれがある。 また、雌の方が体が大きく、体高も雄よりも高くなる。 体色は淡いピンク色やクリーム色、茶色を帯びたような色合いで、体側から背側にかけて、小さな黒い斑点が多数見られる。 尾柄には、はっきりとした大きな黒色の斑があり、背びれやしりびれ、尾びれや脂びれなどにも小さな黒斑がある。 コリドラス・カウディマクラートゥスは、流れの緩やかな河川の浅瀬に生息し、小さな群れで生活している。 底性の魚で砂底や砂利底などを好み、ワーム類や堆積した泥の中の有機物や微生物などを食べる。 また、ナマズ類の多くは夜間に活動するが、コリドラスの仲間は昼間に活動する。 ところで、コリドラスの繁殖は、雄が雌に対して腹を向けて泳ぎ、雌は雄の生殖口から精子を吸い取るという、変わった繁殖行動が知られているが、本種も同様で、吸い取った精子は、腸管を経由して腹びれの間に抱えられた卵に放出して受精が行われる。 卵は石や水草などに卵を産み付けられ、3日程で孵化する。 寿命は5年程度と言われているが、飼育下ではふつう長くなる。 コリドラス・カウディマクラートゥスは、体が小さいこともあり、食用には利用されないが、観賞用に利用されることがある。 カリクティス科の魚類へ / このページの先頭へ |