コリドラス・ラバウティ

コリドラス・ラバウティ ナマズ目・カリクティス科



コリドラス・ラバウティ


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標準和名 コリドラス・ラバウティ
分 類 ナマズ目・カリクティス科・コリドラス亜科・コリドラス属
学 名 Corydoras rabauti
英 名 Rust corydoras / Rabaut's Cory
分 布 南米のアマゾン川やネグロ川流域など
生息環境 河川や氾濫原の湖沼や川など
全 長 5~6cm 程度
コリドラス・ラバウティは、アマゾン川やソリモナス川上流、ネグロ川流域などに分布しているナマズの仲間で、ナマズ類では小さく、全長5~6cm程にしか成長しない。

頭部は大きいが口は小さく、口ひげがある。
尾びれは二叉していて、脂びれがあり、前縁には棘がある。
体側は2列に重なり合って並ぶ骨質の鱗で覆われていて、背びれの起部でもっとも体高が高くなる。
また、雌はより大きく成長する傾向があり、成熟した雌は雄よりも腹部が大きくてふっくらとしていて、しりびれが細い。

体色は赤みを帯びていて、頭部後方から尾柄にかけては一本の暗色の縦帯があるが、各ひれには斑などは見られない。

コリドラス・ラバウティは、河川や雨季の間の氾濫原の湖沼や川などに生息していて、小さな群れで生活している。
底性の魚で、砂のような底質を好み、ワーム類や水生昆虫、デトリタスなどを食べる。

繁殖方法は他のコリドラスと同じで、雌が雄の生殖孔に口をつけて精子を飲み込み、その後、精子と卵を同時に放出するという方法がとられる。
卵は粘着卵で、岩や沈下した倒木、水生植物などに付着させるが、およそ100個程の卵が受精して付着するまで、この行動が何回か繰り返される。
卵は3~4日程で孵化し、寿命は5~6年程度と言われている。

このほか、コリドラス・ラバウティは観賞用に利用されることがある。


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