シーキャットフィッシュ ナマズ目・ハマギギ科 |
標準和名 | シーキャットフィッシュ | |||
分 類 | ナマズ目・ハマギギ科 | |||
学 名 | Ariopsis seemanni / Arius seemanni / Galeichthys gilberti / Galeichthys eigenmanni | |||
英 名 | Tete Sea Catfish / Colombian Shark Catfish | |||
分 布 | 中南米の東太平洋など | |||
生息環境 | 沿岸や汽水域など | |||
全 長 | 30~35cm 程度 | |||
シーキャットフィッシュは、メキシコからグアテマラ、パナマなどを経て、エクアドルからペルーにかけての太平洋に分布しているナマズの仲間で、沿岸や河川の汽水域などで見られる。 体は細長く、頭部は縦扁している。 脂鰭があり、背びれ起部から脂鰭にかけては直線的な感じがする。 上顎に1対、下顎に2対のヒゲがあり、尾びれは比較的大きくて、二叉している。 成長するとサメに似た感じがするので、英名では「Colombian Shark Catfish」などのように呼ばれることもある。 また、体色は銀色をしているが、背側は暗く、腹側は白っぽい色をしている。 シーキャットフィッシュは沿岸から汽水域に生息しているが、幼魚や若魚は、水深のある中・大河川の淡水域でも見られる。 さほど大きくない群れで生活しているが、遊泳力があり、小魚や甲殻類、水生昆虫などを食べる。 攻撃的ではないが、食欲は旺盛で、自分よりも体の小さいものなら、かなり大きな魚も食べてしまう。 大きいものでは50cm程に成長し、寿命は10~15年程度と言われている。 この他、シーキャットフィッシュは食用に利用されているが、時に観賞用に利用されることがある。 しばしば淡水魚として扱われるようなこともあるが、成長と共に海水に順応していくため、飼育は難しい。 ハマギギ科の魚類へ / このページの先頭へ |