ゼブラ・キャットフィッシュ ナマズ目・ピメロドゥス科 |
標準和名 | ゼブラ・キャットフィッシュ | |||
分 類 | ナマズ目・ピメロドゥス科・ブラキプラティストマ属 | |||
学 名 | Brachyplatystoma tigrinum / Merodontotus tigrinus | |||
英 名 | Tigerstriped catfish / Zebra Shovelnose | |||
分 布 | 南アメリカ | |||
生息環境 | アマゾン川流域など | |||
全 長 | 50cm 程度 | |||
ゼブラ・キャットは南米のアマゾン川上流域や支流のマディラ川などに分布しているナマズの仲間で、レッドテールキャットフィッシュなどと同じ、ピメロドゥス科に属している。 体は細長く、頭部は縦扁している。 体高は背びれの起部がもっとも高く、尾びれは二叉している。 また、脂びれは皮膚が隆起していて、全体にサメのような体つきをしている。 上顎は下顎よりも長く、上顎に一対、下顎に二対、合計三対のヒゲがあり、上顎の一対はかなり長く伸びる。 尾びれ上下両葉の先も糸状に伸び、上顎のヒゲと同じくらいかそれ以上に長い。 体色は白色や淡い灰色のような色合いで、腹面は白っぽいが、体には後方に向かう黒っぽい斜めの縞が何本も走っている。 頭部から背びれの起部にかけては暗色をしているが、縞は各ひれにも見られる。 また、幼魚では、縞ではなく斑のようになっているが、成長と共に縞模様になっていく。 頭部がショベルのように平たく、同科のタイガー・ショベルノーズキャットフィッシュと似た感じがあることから、英名で「Zebra Shovelnose」とも呼ばれることがあるが、ゼブラキャットの頭部には、タイガー・ショベルノーズキャットフィッシュに見られるような縞はなく、各ひれも斑ではなく、縞模様になっている。 ゼブラ・キャットは流れの強いところに生息しているが、水流に対して適した体つきをしていて、流されて岩や木の根などにかかった両生類や水生昆虫のほか、魚類や甲殻類などを食べる。 繁殖は乾季の終わりにはじまるとされていて、大きいものでは70cmを超える。 寿命は10年を超え、18年程の長さがあるとも言われている。 ゼブラ・キャットが食用に利用されるかは不明だが、国内などでは観賞用に利用されることがある。 ピメロドゥス科の魚類へ / このページの先頭へ |