イケカツオ ススズキ目・アジ科 |
標準和名 | イケカツオ (生鰹) | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・アジ科・イケカツオ亜科・イケカツオ属 | |||
学 名 | Scomberoides lysan | |||
英 名 | Doublespotted queenfish | |||
分 布 | インド洋や西・中部太平洋など | |||
生息環境 | 沿岸から沖合い | |||
全 長 | 50~80cm 程度 | |||
別名・地方名 | ギンアジ、ハリウオ、ヤナギウオなど | |||
備 考 | 第一背びれ・6~7棘、第二背びれ・1棘19~21軟条、しりびれ・2離棘1棘17~19軟条 |
イケカツオはインド洋や紅海、西・中部太平洋などの熱帯から亜熱帯域に分布し、国内では南日本に分布している。 体は長い紡錘形で、強く側扁している。 尾柄は細く、尾びれは深く湾入している。 また、第二背びれとしりびれはほぼ同じ長さで、しりびれの前方には2本の離棘があるほか、第二背びれの先は黒っぽい。 体色は背側は青っぽいが腹側は銀白色をしてして、側線の上下には暗色の斑が2列に並んでいる。 また、鱗は皮のなかに埋没している。 大型の魚で、普通は60cm程のものが多いが、大きいものでは1mを超え、体重も11kg程になるものもいる。 尚、イケカツオは「カツオ」と名前についているがサバ科ではなく、アジ科に属している。 但し、イケカツオには多くのアジの仲間に見られる稜鱗(りょうりん・一般にゼンゴ、ゼイゴと呼ばれる)はない。 沿岸から沖合いに生息していて、小魚や甲殻類などを食べる。 主に表層性だが、水深100m位のところでも見られ、単独や小さな群れで生活している。 また、稚魚や幼魚は内湾や汽水域にも現れる。 イケカツオは定置網などで獲られ、九州などを中心に食用として流通している。 塩焼きや煮付け、刺身などに利用されるが、味の評価は分かれているように思われる。 |
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