コガネシマアジ ススズキ目・アジ科 |
標準和名 | コガネシマアジ | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・アジ科・コガネシマアジ属 | |||
学 名 | Gnathanodon speciosus | |||
英 名 | Golden trevally | |||
分 布 | インド洋や太平洋など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 70~100cm 程度 | |||
備 考 | 第一背びれ・7~8棘、第二背びれ・1棘18~20軟条、しりびれ・2離棘1棘15~17軟条 |
コガネシマアジは太平洋やインド洋に分布している大型のアジで、太平洋では北緯30度辺りから南緯30度辺りにかけての西太平洋からアメリカ東海岸に至る広い海域に分布している。 インド洋でも紅海やペルシャ湾を含む同緯度内の熱帯から亜熱帯域に広く分布していて、国内では南西諸島などの南日本で見られる。 体は卵円形で側扁し、尾柄は細い。 しりびれの前方には2つの離棘があり、尾びれは深く2叉している。 アジ科に見られる稜鱗(りょうりん)は、側線の直走部に見られる。 体色は、幼魚や若いものは黄金色で、10本程度の黒い横帯がある。 成魚では銀色をおびるようになり、横帯は不明瞭になって黒斑に換わる。 また、コガネシマアジの幼魚は上顎に弱い歯が見られるが、成魚では両顎共に歯をもっていない特徴がある。 沿岸や内湾の岩礁域などに生息しているが、稚魚はクラゲ、幼魚はハタやサメなどの大きい魚について群れで生活している。 この習性は捕食者から避ける為のものと考えられているが、成魚になると底性の生活をおくるようになり、単独か小さな群れで生活している。 昼間に活動し、小魚なども食べるが、主に甲殻類や貝類などを食べ、獲物は口を伸ばして底を掘って、吸い込むようにして食べる。 寿命は、自然下で10年程と考えられている。 コガネシマアジは食用に利用されるが、幼魚は体色がきれいなことから、観賞用に利用されることもある。 |
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