オハグロベラ

オハグロベラ ススズキ目・ベラ科

オハグロベラ

オハグロベラ 1オハグロベラ 2オハグロベラ 3オハグロベラ 4

標準和名 オハグロベラ
分 類 スズキ目・ベラ亜目・ベラ科・オハグロベラ属
学 名 Pteragogus aurigarius
分 布 日本や南シナ海など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 15~18cm 程度
別名・地方名 クロベラなど
備 考 背びれ・9棘11~12軟条、しりびれ・3棘9~10軟条
オハグロベラは台湾や南シナ海などに分布しているベラの仲間で、国内では太平洋側では千葉、日本海側では新潟辺りよりも南に分布している。
また、南日本では多く見られるが、琉球列島には分布していないとも言われている。

体は紡錘形で、体高はやや高い。
体色は雌雄で異なっていて、雄では全体に黒っぽく、各鱗の周りは黄色く縁取られ、眼下には黄色い線が見られる。
雌では全体に赤味が強く、眼下に赤い横線が見られるが、雌雄共に体色には変化がある。
また、オハグロベラは雌から雄に性転換を行うが、雄では背びれの第1、第2棘が伸びるほか、婚姻色を現した雄の頭部はお歯黒のように黒くなる。

沿岸や内湾などの浅い岩礁域や藻場などに生息していて、群れることはなく、小魚や甲殻類など食べる。

オハグロベラは流通することはないが、船釣りや磯釣りなどでもあがり、食用に利用されることがある。
白身の魚で、塩焼きや煮つけなどにされる。

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