ゲンロクダイ ススズキ目・チョウチョウウオ科 |
標準和名 | ゲンロクダイ (元禄鯛) | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・チョウチョウウオ科・チョウチョウウオ属 | |||
学 名 | Chaetodon modestus | |||
英 名 | Brown-banded butterflyfish | |||
分 布 | 日本や西太平洋など | |||
生息環境 | 岩礁やサンゴ礁域など | |||
全 長 | 11~17cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・11棘24~25軟条、しりびれ・4棘18~21軟条 |
ゲンロクダイは、「タイ」と名前についているが、チョウチョウウオの仲間で、下北半島辺りから南西諸島を経て台湾、南シナ海からアラフラ海、ミクロネシアなどの西太平洋に分布しているほか、時にハワイ諸島などの中部太平洋でも見られる。 体は卵円形で側扁し、体高は高い。 吻はやや突出していて、頭部の眼の前縁はくぼんでいる。 また、背びれ棘はよく発達していて、第三~第四棘は長い。 体色は赤味のある灰色で、背びれには黒色の丸い斑が見られる。 眼を通る褐色の横帯のほか、体側にも幅の広い褐色の横帯が2本あり、その縁は暗褐色で縁取られている。 熱帯地域のものは水深100~200m程の深場の岩礁域などに多く見られ、大陸棚やその斜面などに生息しているが、国内では水深10~40m程の砂質底や岩礁域などにも見られる。 ゲンロクダイは日本海にも分布する唯一のチョウチョウウオで、底性の無脊椎動物などを食べるとされている。 普通は食用に利用されることはないが、定置網などに入っていることもあり、地域によっては食用に利用されたりするほか、観賞用に利用されたりする。 |
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