ニセフウライチョウチョウウオ ススズキ目・チョウチョウウオ科 |
標準和名 | ニセフウライチョウチョウウオ (偽風来蝶々魚) | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・チョウチョウウオ科・チョウチョウウオ属 | |||
学 名 | Chaetodon lineolatus | |||
英 名 | Lined butterflyfish | |||
分 布 | インド洋や西・中部太平洋 | |||
生息環境 | 岩礁やサンゴ礁域など | |||
全 長 | 20~30cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・12棘24~27軟条、しりびれ・3棘19~22軟条 |
ニセフウライチョウチョウウオは西太平洋からハワイ諸島やライン諸島などの中部太平洋にかけて分布しているチョウチョウウオの仲間で、国内では相模湾辺りより南で見られる。 インド洋にも分布していて、紅海を含む、アフリカ東海岸からオーストラリア西海岸まで、幅広く分布している。 体は強く側扁していて体高が高く、円形に近い体型をしている。 吻は突き出ていて、口は小さい。 背びれの基底は長く、背びれやしりびれ、尾びれの後縁は丸みを帯びている。 体色は白っぽく、頭部には、眼を通るはっきりとした黒い横帯がある。 体の後部にも黒色の横帯があり、その前には黄色い帯が見られ、背びれやしりびれ、尾びれは黄色い色をしている。 また、体側には、黒色の細い横筋が幾筋が見られる。 一見するとフウライチョウチョウウオに似ているが、ニセフウライチョウチョウウオの体側にある横帯は交差していないので見分けることができる。 ニセフウライチョウチョウウオは岩礁域やサンゴ礁域などに生息していて、小さな群れで生活しているが、ペアで見られることも多い。 また、水深40m位までのところで多く見られるが、水深170m程のところでも観察されている。 チョウチョウウオの中では大型で、大きいものでは30cm程に成長し、サンゴのポリプや海藻などのほか、イソギンチャクや底生動物なども食べる。 ニセフウライチョウチョウウオは食用になるが、国内では観賞用に利用されることが多い。 |
●チョウチョウウオ科の魚へ ●このページの先頭へ |