ハナゴンベ ススズキ目・ハタ科 |
標準和名 | ハナゴンベ | |||
分 類 | ズキ目・スズキ亜目・ハタ科・ハナダイ亜科・ハナゴンベ属 | |||
学 名 | Serranocirrhitus latus | |||
英 名 | Hawkfish anthias | |||
分 布 | 日本や太平洋、インド洋など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 10~13cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・10棘18~20軟条、しりびれ・3棘7軟条 |
ハナゴンベは、台湾からフィリピンを経て、珊瑚海やフィジー諸島などの西太平洋に分布している海水魚で、国内では伊豆大島辺りより南に分布している。 また、ハワイ諸島やトンガなどの中部太平洋にも分布しているとされていて、ゴンベと名前についているが、ハナゴンベはゴンベ科ではなくハタ科に属していて、本種のみでハナゴンベ属を形成している。 体は長い楕円形で、側扁している。 背びれの基底は長く、しりびれの中央部は糸状に伸びる。 体色は桃色やオレンジ色を帯びたような色合いで、鱗の縁には黄色い筋が見られる。 頭部には黄色や暗色の筋があり、眼の下からも後方に伸びる二本の筋がある。 また、尾びれは深く湾入していて、網の目のような模様が見られる。 水深15~70m程のサンゴ礁域や岩礁域などに生息していて、動物プランクトンなどを食べる。 岩穴や岩陰、岩棚の下など、暗所を好み、腹側を岩壁に向けて泳いでいることが多い。 ハナゴンベは小さいこともあり食用に利用されることはほとんどないが、体色が綺麗なことから、観賞用に利用されることがある。 |
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