キヌバリ ススズキ目・ハゼ科 |
標準和名 | キヌバリ | |||
分 類 | スズキ目・ハゼ亜目・ハゼ科・ゴビオネルス亜科・キヌバリ属 | |||
学 名 | Pterogobius elapoides | |||
英 名 | Serpentine goby | |||
分 布 | 日本や朝鮮半島など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 14~15cm 程度 | |||
別名・地方名 | エンボウ、ゴンジ、ギョウゼン、ツボドキ、チョウセンマンマなど | |||
備 考 | 第一背びれ・8棘、第二背びれ・1棘21軟条、しりびれ・1棘20軟条 |
キヌバリは北海道南部から九州にかけて分布しているハゼの仲間で、朝鮮半島などにも分布している。 体は円筒形で、頭部はやや側扁している。 胸びれ上部の数軟条は遊離していて、左右の腹びれは吸盤状になっている。 また、舌の先には欠刻が見られ、鱗は円鱗をしている。 体色は黄褐色で、体側には黄色で縁取られた黒色の帯が6~7本見られ、頭部にも眼を通る1本の黒色の横帯が見られる。 また、体側にある帯の数は生息地によって異なっていて、太平洋に分布するものはふつう6本で、日本海に分布しているものは7本の帯をもっているが、日本海のものは黄色の縁を持たないものも見られる。 沿岸の浅い岩礁域や内湾などに生息していて、幼魚は群れをつくって生活しているが、成魚はふつう単独で生活している。 転石周りや藻場などに多く見られ、動物プランクトンやゴカイ類、甲殻類などを食べる キヌバリは防波堤などの釣りなどであがったりするが、ふつうは食用には利用されルことはない。 しかし、体色がきれいなことから観賞用などに利用されることがある。 |
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