クツワハゼ ススズキ目・ハゼ科 |
標準和名 | クツワハゼ | |||
分 類 | スズキ目・ハゼ科・クツワハゼ属 | |||
学 名 | Istigobius campbelli | |||
分 布 | 日本や東シナ海、南シナ海など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 8~10cm 程度 | |||
備 考 | 第一背びれ・6棘、第二背びれ・1棘10~11軟条、しりびれ・1棘9~10軟条 |
クツワハゼは東シナ海や南シナ海などに分布しているハゼの仲間で、国内では房総半島辺りより南の太平洋側や、日本海側では富山辺りよりも南に分布している。 体は細長く、前方は円筒状をしているが、後方はやや側扁している。 吻は丸く、眼隔域は狭い。 左右の腹びれは癒合して、吸盤状になっている。 側線はなく、体側は櫛鱗、後頭部は円鱗をしている。 体色は灰褐色のような感じで、体側には赤褐色や茶褐色などの暗色の斑が散在している。 また、眼の後方から鰓孔の上部にかけて、暗褐色の縦縞が見られる。 一見してホシノハゼとはよく似ているが、クツワハゼの背びれ前方の鱗は6で、ホシノハゼの16よりも少なくなっている。 水深15m程の浅い岩礁域やサンゴ礁域などに生息していて、単独や小さな群れで見られる。 砂底や砂礫底などの転石の周りに多く、甲殻類や多毛類、小さな魚などを食べる。 クツワハゼは釣りなどであがることがあり、食用にもなるが、ふつうは食用に利用されていない。 |
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