ヒメツバメウオ ススズキ目・ヒメツバメウオ科 |
標準和名 | ヒメツバメウオ (姫燕魚) | |||
分 類 | スズキ目・ヒメツバメウオ科・ヒメツバメウオ属 | |||
学 名 | Monodactylus argenteus | |||
英 名 | Silver Batfish / Silver moony / Diamond moonfish | |||
分 布 | インド洋や西・中部太平洋など | |||
生息環境 | 沿岸や内湾など | |||
全 長 | 15~25cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・7~8棘27~31軟条、しりびれ・3棘27~32軟条 |
ヒメツバメウオは北緯31度辺りから南緯42度辺りにかけてのインド洋や西・中部太平洋などに分布しているが、フィリピンやアラフラ海などの暖海域に多く、国内では琉球列島辺りより南に分布している。 体は強く側扁していて、体高は高い。 また、吻は短くて口は小さく、眼は大きい。 体色は銀白色をしているが、背びれや尾びれは黄色っぽく、背びれやしりびれの前部の先は黒っぽい。 腹びれは痕跡的で、鱗は小さな櫛鱗をしている。 側線は背縁に沿って湾曲しているが、後方では真っ直ぐに伸びている。 また、幼魚のしりびれの棘条部は長く、頭部には2本の黒い横帯が見られる。 その内の1本は眼を通り、もう1本は鰓蓋を通っているが、成長と共に薄くなり、全く消失するものも見られる。 ヒメツバメウオは沿岸の浅場や内湾などに群れで生息しているが、幼魚はマングローブの生える汽水域などの他、河川上流にのぼることもあり、水生植物の間などでも見られる。 主にプランクトンやデトリタスなどを食べるが、他の魚につく寄生虫なども食べると言われている。 大きいものは25cm程に成長するが、国内に分布するものは15cm程度のものが多く、観賞用に利用されることがある。 尚、名前のよく似たツバメウオはマンジュウダイ科に属していて、大きさや体型なども異なっている。 |
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