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セトダイ スズキ目・イサキ科



セトダイ


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標準和名 セトダイ (瀬戸鯛)
分 類 スズキ目・スズキ亜科・イサキ科・ヒゲダイ属
学 名 Hopalogenys mucronatus
英 名 Belted beard grunt
分 布 朝鮮半島や東シナ海など
生息環境 大陸棚の砂泥底など
全 長 25~45cm 程度
別名・地方名 タモリ(岡山)、その他・コショウダイ、コロダイ、コウコダイ(いずれも混称)、カイクズ、クロメなど
備 考 背びれ・11棘15軟条、しりびれ・3棘9軟条
セトダイは朝鮮半島や東シナ海、台湾などに分布しているイサキ科の海水魚で、国内では南日本に分布しているが、沖縄諸島には見られないと言われている。

体は卵円形で側扁し、体高は高い。
眼は大きく、吻はやや突き出ている。
頭部の背縁は眼前で僅かに窪み、主鰓蓋骨には2本の鋭い棘が見られる。

体色は灰褐色で、体には暗色の横帯が6本見られるが、その内の1本は眼を通っている。
背びれの第三棘としりびれの第二棘は強大で、背びれとしりびれの軟条部や尾びれの後縁は黒い。
また、下顎にはヒゲダイのようにヒゲが密生しているが、セトダイの体の帯ははっきりとした横帯になっていて、体色も違っている。

セトダイは瀬戸内海に多く見られることから名前が付けられているが、大陸棚の砂泥底などにも生息し、甲殻類や多毛類、小型の魚類などを食べる。

定置網や底引き網などで獲られ、流通漁は少ないが、食用に利用されている。
また、セトダイは釣りの対象魚にもなっていて、白身の魚で、塩焼きや刺身などに利用される。
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