ホソカワ
インドカエルウオ

ホソカワインドカエルウオ ススズキ目・イソギンポ科

ホソカワインドカエルウオ

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標準和名 ホソカワインドカエルウオ
分 類 スズキ目・ギンポ亜目・イソギンポ科・インドカエルウオ属
学 名 Atrosalarias hosokawai
英 名 Hosokawa's coral blenny
分 布 西太平洋など
生息環境 浅いサンゴ礁域など
全 長 7cm 程度
備 考 背びれ・10棘20~21軟条、しりびれ・2棘20~21軟条
ホソカワインドカエルウオは、日本や台湾、フィリピン、インドネシアやマレーシア、パプアニューギニアなどの西太平洋に分布するイソギンポの仲間で、国内では奄美大島や八重山諸島などで見られる。

体はやや側偏した円筒形で細長く、尾びれの後ろ縁は丸い。
背びれとしりびれの基底は長くて高く、背びれの基底は、ほぼ体側の長さに等しい。
また、体色は暗褐色や黒褐色のような色合いで、眼の上方には皮弁がある。

インドカエルウオとはよく似ているが、本種の眼の上方の皮弁は分岐しているほか、体色には赤みがある。

ホソカワインドカエルウオは水深10~20m程のサンゴ礁域などに生息し、生きているサンゴと死滅したサンゴの両方で見られる。
小さな岩穴や珊瑚の間などに隠れていることも多いが、絶えず動き回っていて、藻類などを食べる。

繁殖はペアで行われ、雌は粘着卵を産卵する。
幼魚の体側には多数の白い横縞があり、しばしば浅い沿岸域で見られる。

この他、ホソカワインドカエルウオは観賞用に利用されることがある。

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