フタイロカエルウオ

フタイロカエルウオ ススズキ目・イソギンポ科

フタイロカエルウオ

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標準和名 フタイロカエルウオ
分 類 スズキ目・ギンポ亜目・イソギンポ科・ニラミギンポ属
学 名 Ecsenius bicolor
英 名 Bicolor blenny
分 布 太平洋やインド洋など
生息環境 浅い岩礁域やサンゴ礁域など
全 長 8~11cm 程度
備 考 背びれ・11~12棘15~18軟条、しりびれ・2棘17~21軟条
フタイロカエルウオは北緯30度辺りから南緯30度辺りにかけての西太平洋から中部太平洋にかけて分布しているイソギンポの仲間で、国内では南西諸島などの南日本に分布している。
インド洋でも見られるが、インド東岸からオーストラリア西岸にかけて多い。

体は細長く、側扁している。
眼は頭部の先端にあり、前鼻孔には2本の皮弁が見られる。
また、両顎の歯は1列に並び、動かすことができる。

背びれの基底は長く、体色は体前半部が暗褐色や黒色で、後半部は黄色い。
ニラミギンポ(Ecsenius namiyei)に似ているが、フタイロカエルウオの背びれの棘条部と軟条部の間には欠刻がある。

水深25m辺りまでの潮通しのよい岩礁域やサンゴ礁の外縁に生息し、藻類や小型の甲殻類などを食べる。

フタイロカエルウオは食用に利用されることはないが、体色がきれいなので、観賞用に利用されることがある。

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