カゴカキダイ ススズキ目・カゴカキダイ科 |
標準和名 | カゴカキダイ (駕篭担鯛) | |||
分 類 | スズキ目・スズキ亜目・カゴカキダイ科・カゴカキダイ属 | |||
学 名 | Microcanthus strigatus | |||
英 名 | Stripey | |||
分 布 | 日本や太平洋 | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 15~20cm 程度 | |||
別名・地方名 | ヨコシマ、シマダイ、チョウゲン、イマイオ、オトノサマ、カワヒシャ、キイゴッパ、キョウゲンバカマ、ゲタノハ、シマキリ、ギンボシ、チョウゲン、ヒエフキなど | |||
備 考 | 背びれ・11棘16~18軟条、しりびれ・3棘13~14軟条 |
カゴカキダイは日本から台湾、香港などに分布している海水魚で、オーストラリア東海岸やハワイ諸島などにも分布している。 体の模様などから熱帯魚のようにも見えるが、温帯域の沿岸部の岩場などに生息していて、国内では本州中部辺りより南で見られる。 体は卵形で、強く側扁している。 吻は突き出した感じで、口は小さくて吻先についている。 また、眼の上から背びれにかけては著しく盛り上がっているが、この特徴的な盛り上がりが、肩の盛り上がった駕篭かきを思わせることが、名前の由来ともなっている。 一見するとチョウチョウウオに似ていることもあり、以前はチョウチョウウオ科に入れられていたが、チョウチョウウオなどに比べると、尾柄は長くて尾びれも大きい。 また、「タイ」と名前についているが、カゴカキダイはカゴカキダイ科に属している。 体色は全体に黄色っぽく、背びれの縁は黒っぽい。 体側には比較的太いはっきりとした五本の黒っぽい縦縞があり、背びれや腹びれ、しりびれの棘は鋭い。 カゴカキダイは水深の浅い沿岸の岩礁域などに生息しているが、水深140m辺りでも観察されている。 産卵期は4~5月頃で、主に甲殻類やゴカイ類などを食べるが、藻類なども食べる。 カゴカキダイは一般的には流通していないが、白身で美味しいものとされ、地域によっては流通し、食用に利用されている。 また、防波堤などからでも、他の魚に混じってよく釣れる。 |
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