ジュリドクロミス・トランスクリプタス ススズキ目・カワスズメ科 |
標準和名 | ジュリドクロミス・トランスクリプタス | |||
分 類 | スズキ目・カワスズメ科 (シクリッド科) | |||
学 名 | Julidochromis transcriptus | |||
英 名 | Masked Julie / Black and White Julie | |||
分 布 | アフリカのタンガニーカ湖 | |||
生息環境 | 岸近くの岩場など | |||
全 長 | 7cm 程度 |
ジュリドクロミス・トランスクリプタスはカワスズメ科の淡水魚で、コンゴ民主共和国のタンガニーカ湖だけに分布している固有種とされている。 体は円筒形で、背びれの基底は長く、尾びれの後ろ縁は丸い。 上唇は肥大していて、下唇よりもかなり突き出ていてよく目立つ。 また、体は雌の方が少し大きい。 体色は白色で、不規則な黒っぽい斑があり、全体に縦帯、或いは横帯のように見える。 しかし、体色には僅かな変化があり、帯のように見える斑も、ほとんど点に見えるようなものもいる。 頭部にも斑や帯があり、マスクを被っているような感じがすることから、英名が付けられている。 また、斑は背びれや尾びれなどにも見られるが、腹側は常に白い。 ジュリドクロミス・トランスクリプタスは、岸近くの岩の多いようなところに生息していて、タンガニーカ湖の北西岸沿いにのみ見られる。 普段は単独やペアで生活していて、動物プランクトンや昆虫の幼虫、底生の無脊椎動物などを食べるが、岩陰や岩穴などに隠れていることが多く、その周囲の縄張りを主張すると言われている。 繁殖などの詳しいことは分かっていないが、卵は岩などに産み付けられ、稚魚が成長するまで、雌雄が子育てをすると言われている。 この他、ジュリドクロミス・トランスクリプタスは観賞用に利用されることがある。 |
●カワスズメ科の魚類へ ●このページの先頭へ |