ネオランプロローグス・ブリチャージ ススズキ目・カワスズメ科 |
標準和名 | ネオランプロローグス・ブリチャージ | |||
分 類 | スズキ目・カワスズメ科・ネオランプロログス属 | |||
学 名 | Neolamprologus brichardi | |||
英 名 | Princess cichlid / Lyretail cichlid / Fairy cichlid / Brichard's Lamprologus | |||
分 布 | アフリカのタンガニーカ湖 | |||
生息環境 | 岸近くの岩場など | |||
全 長 | 9cm 程度 |
ネオランプロローグス・ブリチャージは、アフリカ・タンガニーカ湖に分布する固有の淡水魚で、カワスズメ科に属している。 体は長い楕円形で、側扁している。 口はやや上向きに開いていて、背びれの基底は長い。 また、尾びれの後ろ縁は湾入していて、上下両葉の先はかなり長く伸びる。 体色は乳白色や僅かに赤みがかったような色合いで、鰓蓋にはオレンジ色の斑があり、眼の後方には暗色の帯がある。 タンガニーカ湖の北部に生息していて、岸近くの岩場で見られる。 群れで生活し、小型の甲殻類や動物プランクトン、無脊椎動物などを食べる。 産卵はペアで行われ、雌は岩や沈下した倒木、貝殻などに卵を産み付ける。 卵は2~3日で孵化するが、雌雄共に卵を守る習性がある。 また、孵化した後も、しばらくは稚魚の世話を続けるが、ネオランプロローグス・ブリチャージの繁殖ペアは、自分たちの子どもだけでなく、他の子どもの世話をすることが知られている。 更に、稚魚や幼魚もその水域に留まり、親の繁殖を手伝うために産卵場所を掃除したりするほか、外敵を追い払って卵を守ったりして、飼育を手伝うことも知られている。 この他、ネオランプロローグス・ブリチャージは、時に観賞用に利用されるが、魚の行動研究などの対象にもなっていて、飼育下での寿命は5~8年程度と言われている。 |
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