ヴァリアビリクロミス
モーリー

ヴァリアビリクロミス・モーリー ススズキ目・カワスズメ科

ヴァリアビリクロミス・モーリー

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標準和名 ヴァリアビリクロミス・モーリー (ネオランプロローグス・モーリー)
分 類 スズキ目・カワスズメ科 (シクリッド科)・ヴァリアビリクロミス属
学 名 Variabilichromis moorii / Lamprologus moorii / Neolamprologus moorii
分 布 アフリカ・タンガニーカ湖
生息環境 浅い沿岸部など
全 長 8~10cm 程度
ヴァリアビリクロミス・モーリーは、アフリカのコンゴ民主共和国、 タンザニア、ザンビアに跨るタンガニーカ湖に生息するカワスズメの仲間で、タンガニーカ湖の固有種とされている。
別名・シノニム(同意語)のネオランプロローグス・モーリーとも呼ばれることもあり、湖の南半分に分布している。

体は長い楕円形で、側扁している。
また、背びれの基底は長く、腹びれの先は長く伸びている。

体色は、幼魚ではふつう黄色っぽい色をしているが、成長と共に黒っぽくなり、成魚では暗褐色や黒っぽい色をしている。
また、尾びれの後縁は丸く、白く縁取られていて、成熟した雄は全身が黒色になる。

水深10m位よりも浅い沿岸部に生息していて、岩の多いところで見られる。
雑食性で、動物プランクトンや底生の無脊椎動物などの他、藻類なども食べる。

繁殖はペアで行われ、産卵は石の下や岩の割れ目などで行われる。
雌は一度に200~500個ほどの卵を産卵し、卵は口内で守られ、3日程で孵化する。
また、両方の親は、稚魚が3cm程に成長するまで、長くて3ヵ月程の間保護する習性がある。

ヴァリアビリクロミス・モーリーが食用に利用されているかは不明だが、国内では観賞用に利用されることがある。

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