シロギス

シロギス ススズキ目・キス科

シロギス

シロギス 1シロギス 2シロギス 3シロギス 4

標準和名 シロギス (白鱚)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・キス科・キス属
学 名 Sillago japonica
英 名 Silver whiting
分 布 日本や朝鮮半島、台湾など
生息環境 内湾の砂底など
全 長 30cm 程度
別名・地方名 キス、キスゴ、マギスなど
備 考 第一背びれ・10~12棘、第二背びれ・1棘21~22軟条、しりびれ・2棘21~24軟条

シロギスは北海道南部から九州、朝鮮半島南部、台湾などに分布し、単にキスという場合は、本種・シロギスを指していることが多い。

体は細長く、前部は丸くて後部は側扁している。
吻は長く、口は上向きについている。
体色は、背側が淡い黄色を帯びたような灰色で腹部は淡い。
また、光の具合によって縦に並ぶ点列が見られことがある。
アオギスに似ているが、シロギスの腹びれやしりびれは半透明で、背びれにも斑紋などは見られない。

内湾や沿岸の砂底に生息し、危険を感じたりしたときは砂底に潜る習性がある。
また、大きな河川の河口辺りにも見られるが、夏の産卵期には浅場に、冬はやや深場に移動し、甲殻類や多毛類などを食べる。

産卵期は6~9月頃で、分離浮性卵を産む。
3年で15cm程に成長し、自然下での寿命は10年程度と言われている。

シロギスは底引き網や刺し網などで獲られ、広く流通している。
白身で美味しいものとされ、塩焼きや天ぷら、干し物などにされるが、釣りの対象魚としても人気がある。
夏場のキュウセン釣りなど共に、投げ釣りなどが盛んである。

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