ミカヅキツバメウオ ススズキ目・マンジュウダイ科 |
標準和名 | ミカヅキツバメウオ (三日月燕魚) | |||
分 類 | スズキ目・ニザダイ亜目・マンジュウダイ科・ツバメウオ属 | |||
学 名 | Platax boersii | |||
英 名 | Golden batfish | |||
分 布 | インド洋や西太平洋など | |||
生息環境 | 沿岸の岩礁域など | |||
全 長 | 30~40cm 程度 | |||
備 考 | 背びれ・5棘31~34軟条、しりびれ・3棘24~28軟条 |
ミカヅキツバメウオはインド洋や西太平洋などに分布するマンジュウダイ科の海水魚で、国内では伊豆諸島や小笠原諸島、琉球列島などの南日本に分布している。 体は側扁し、体高は高い。 また、幼魚では背びれと腹びれ、しりびれが上下に幅広く伸びた特徴的な体つきをしていて、背びれとしりびれにかかる幅の広い黒色の横帯があり、胸びれと眼を通る横帯も見られる。 成魚では微小な黒色斑点がまばらに見られ、全体に光沢のある灰色や銀色となる。 鱗は櫛鱗で、口内は白くて、下顎には5対の小孔がある。 ツバメウオに似ているが、ミカヅキツバメウオの腹びれは大部分が黒く、成長してもツバメウオ程は大きくはならない。 また、ナンヨウツバメウオには大変よく似ているが、ナンヨウツバメウオの成魚の吻は突き出ているが、ミカヅキツバメウオの吻は突き出ておらず、吻端はほぼ真っ直ぐになっている。 沿岸の岩礁域やサンゴ礁域などに生息し、雑食性で、甲殻類や軟体動物、藻類などを食べる。 幼魚はサンゴ礁やその縁で見られるが、成魚はサンゴ礁斜面の中層辺りに多く見られ、単独や数尾の小さな群れで生活している。 ミカヅキツバメウオは幼魚が観賞用に利用されることがあるほか、時に食用に利用されることもある。 |
●マンジュウダイ科の魚類へ ●このページの先頭へ |