ベニテグリ ススズキ目・ネズッポ科 |
標準和名 | ベニテグリ (紅手繰) | |||
分 類 | スズキ目・ネズッポ亜目・ネズッポ科・ベニテグリ属 | |||
学 名 | Synchiropus altivelis / Callionymus altivelis / Foetorepus altivelis / Foetorepus altivelus | |||
英 名 | Highfin bigeye dragonet / Red dragonet | |||
分 布 | 西太平洋や東インド洋など | |||
生息環境 | 大陸棚縁辺の砂底など | |||
全 長 | 13~20cm 程度 | |||
別名・地方名 | アカゴチ、ヒメゴチ、アカノドグサリ、アカシンネなど |
ベニテグリは、東シナ海から南シナ海、アラフラ海を経て、サンゴ海やミクロネシアなどに分布しているネズッポ科の海水魚で、国内では静岡辺りから南の南日本に分布している。 また、インドネシア南岸のインド洋などにも分布しているとされている。 名前のように、体色は赤色や淡い赤色で、体側から背にかけてはぼんやりとした斑があり、腹側は白っぽい。 頭部は縦扁していて、雌雄共に、第一背びれの第一棘は長く伸びている。 ルソンベニテグリによく似ているが、ルソンベニテグリの胸びれ基部の上方には暗色斑が見られるなどの違いがある。 ベニテグリは、大陸棚縁辺の砂底などに生息していて、小型の甲殻類やカイアシ類などを食べる。 多くは水深150~200m辺りで見られるが、水深70~600m辺りまで見られ、垂直方向の生息域は広い。 ベニテグリは、他の魚と共に、底曳網などで漁獲され、食用に利用されている。 流通量は多くないが、白身の魚で、刺身や塩焼き、天ぷらなどに利用され、干物にしても美味しいとされている。 |
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