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インディアン・セルフィンタン スズキ目・ニザダイ科



インディアン・セルフィンタン


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標準和名 インディアン・セルフィンタン
分 類 スズキ目・ニザダイ亜目・ニザダイ科・ニザダイ亜科・ヒレナガハギ属
学 名 Zebrasoma desjardinii
英 名 Indian sail-fin surgeonfish
分 布 インド洋など
生息環境 岩礁域や珊瑚礁など
全 長 30~40cm 程度
備 考 背びれ・4棘27~31軟条、しりびれ・3棘22~24軟条
インディアン・セルフィンタンは、インドネシアからベンガル湾、アラビア海を経て、紅海からアフリカ東海岸まで、インド洋に広く分布しているニザダイの仲間で、マダガスカルやセイシェル諸島、モーリシャスなどにも分布している。

一見すると、日本を含む太平洋に分布しているヒレナガハギとよく似ていて、従来はヒレナガハギのインド洋型とされていたが、現在は別種とされている。

体つきはヒレナガハギによく似ていて、楕円形で側扁している。
背びれとしりびれは高く、特に背びれは著しく高い。
また、吻は突き出していて口は小さく、尾柄部には、他のニザダイのように可動棘をもっている。

体色はやや青みがかっていて、体には青色や濃青色、黄色などの横縞が多数見られる。
背びれやしりびれも青っぽく、黄色の縞模様がある。
尾びれも藍色で、小さな白い斑が多数散在していて、全体にヒレナガハギよりも派手な色をしている。
また、頭部には眼を通る濃藍色の横帯が見られるほか、背びれ基底辺りから腹びれ辺りにかけては、小さな白斑が密にはいっている。

水深30m辺りまでのサンゴ礁域や岩礁域などに生息していて、藻類などを主に食べる。

この他、インディアン・セルフィンタンが食用に利用されているかは不明だが、時に観賞用に利用されることがある。