サザナミトサカハギ ススズキ目・ニザダイ科 |
標準和名 | サザナミトサカハギ | |||
分 類 | スズキ目・ニザダイ亜目・ニザダイ科・テングハギ属 | |||
学 名 | Naso vlamingii | |||
英 名 | Vlaming's unicornfish | |||
分 布 | インド洋から西太平洋など | |||
生息環境 | 岩礁域や珊瑚礁など | |||
全 長 | 65~70cm 程度 | |||
別名・地方名 | シッジューマスマイ(沖縄)など | |||
備 考 | 背びれ・6棘26~27軟条、しりびれ・2棘26~29軟条 |
サザナミトサカハギはインド洋や西太平洋などに分布しているニザダイ科の海水魚で、国内では紀伊半島辺りより南の南日本に分布している。 体は強く側扁し、吻部は大きくて前方に突き出し、上唇に被さったようになっている。 尾柄は細く、骨質板はふたつ見られ、成魚の尾びれ両葉端は糸状に伸びている。 背びれ、しりびれの基底は長く、鱗は微小で、表面には櫛状の小突起がある。 また、口は小さく、舌は成長と共に青黒くなる。 体色は雄は青味、雌は褐色を帯びていて、背方には青色の小斑点が散在している。 体側には短い青色の横筋が幾つも並び、眼から吻にかけては青色の帯があり、鰓から胸びれ基部にも青い帯が見られる。 また、雄は求愛行動時には、瞬時に鮮やかな体色を表す。 沿岸の岩礁域やサンゴ礁域などに生息し、動物プランクトンや藻類などを食べる。 サザナミトサカハギは沖縄地方などでは追い込み漁や刺網などで獲られ、食用に利用されている。 |
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