ジャイアント・グラミー ススズキ目・オスフロネムス科 |
標準和名 | ジャイアント・グラミー (オスフロネムス・グラミー) | |||
分 類 | スズキ目・キノボリウオ亜目・オスフロネムス科・オスフロネムス亜科・オスフロネムス属 | |||
学 名 | Osphronemus goramy | |||
英 名 | Giant gourami | |||
分 布 | インドシナ半島やマレー半島、インドネシアなど | |||
生息環境 | 河川や運河、湖沼など | |||
全 長 | 40~70cm 程度 | |||
別名・地方名 | オスフロネムス・グラミー、オスフロネームス・グーラミィ | |||
備 考 | 背びれ・12~14棘10~13軟条、しりびれ・9~13棘18~21軟条 |
ジャイアント・グラミーは、メコン川流域のインドシナ半島やマレー半島、インドネシアなどに分布している淡水魚で、学名のまま「オスフロネムス・グラミー(オスフロネームス・グーラミィ)」と呼ばれることもある。 体は卵形で側扁し、尾びれの後ろ縁は丸い。 背びれやしりびれの基底は長く、腹びれの第1軟条は糸状に伸びている。 唇は厚く、成熟した雄の額はコブのように張り出してくる。 体色は暗い灰色や灰褐色をしているが、幼魚や若魚には8~10本ほどの暗色の横帯がある。 河川や運河、湖沼などに生息しているが、汽水域などにも生息している。 雑食性で、小型の魚類やカエル、ワーム類や水生昆虫などのほか、水生植物などを食べる。 また、ジャイアント・グラミーは、湿った空気で呼吸することができ、長時間の間、水から離れていても生きることができる。 雄は浮き草の下などに泡で直径30cmを超える浮き巣をつくり雌に産卵させるが、雄は卵を守る習性がある。 成長は早く、飼育下では20年を超える寿命があると言われていて、大きいものでは70cm程に成長する。 このほか、ジャイアント・グラミーは、生息地ではスネークスキングラミーなど共に食用と利用され、広く流通している。 美味しいものとされ、養殖も行われているほか、フィリピンやミャンマー、インドなど、いくつかの国にも導入されているが、国内では、小型のものが観賞用に利用されることがある。 |
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