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シキシマハナダイ スズキ目・シキシマハナダイ科



シキシマハナダイ


シキシマハナダイ 1シキシマハナダイ 2シキシマハナダイ 3シキシマハナダイ 4

標準和名 シキシマハナダイ (敷島花鯛)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・シキシマハナダイ科・シキシマハナダイ属
学 名 Callanthias japonicus
英 名 Yellowsail red bass
分 布 日本や台湾、東シナ海など
生息環境 岩礁域など
全 長 20cm 程度
別名・地方名 ハナムロなど
備 考 背びれ・10棘11~12軟条、しりびれ・3棘10~11軟条
シキシマハナダイは秋田辺りから南の日本海側、相模湾辺りから南の太平洋側などに分布している海水魚で、朝鮮半島や台湾、東シナ海などにも分布している。

体は長い楕円形で側扁し、背びれの基底は長い。
体色は全体にオレンジ色がかっているが、雄では頭部に紫色の斑のようなものが見られる。
また、雄の方が体が大きく、尾びれ上下両葉の端は糸状に伸びるほか、雌を誘うときには腹びれが白くなるとされている。

水深70~200m程の岩礁域に生息していて、砂底や砂礫底などで見られる。
群れで生活していて、甲殻類などを食べる。

この他、シキシマハナダイは底引き網などで他の魚に混じって漁獲され、食用に利用されている。
マダイ釣りなどでもあがることがあり、白身の魚で煮つけや干物などに利用され、美味しいものとされている。

尚、ハナダイと名前についているが、ハナダイはハタ科に属しているが、シキシマハナダイは独立したシキシマハナダイ科に属していて、この科のものは、側線が背びれの基底近くを走ることなどの特徴をもっている。