コガネスズメダイ

コガネスズメダイ ススズキ目・スズメダイ科

コガネスズメダイ

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標準和名 コガネスズメダイ
分 類 スズキ目・ベラ亜目・スズメダイ科・スズメダイ亜科・スズメダイ属
学 名 Chromis albicauda
英 名 White-caudal chromis
分 布 日本や西太平洋など
生息環境 岩礁域やサンゴ礁域など
全 長 13~14cm 程度
備 考 背びれ・8棘11~12軟条、しりびれ・2棘11~12軟条
コガネスズメダイは台湾からフィリピンを経て、インドネシア辺りにかけての西太平洋に分布するスズメダイの仲間で、国内では南日本で見られる。

体は卵円形で側扁し、口は小さい。
また、背びれの基底は長く、尾びれは深く湾入している。

体色は全体が鮮やかな黄色や黄橙色で、背側はやや黒っぽい。
各鰭も体色と同じ色をしているが、背びれの棘条部の縁は鮮やかな橙色で縁取られ、尾びれだけは白色をしている。

岩礁域やサンゴ礁域などの中層から底層域に生息していて、動物プランクトンのほか、ヨコエビやアミエビなどの甲殻類を食べる。
水深25~30m程のところで多く見られるが、水深70m程のところでも見られ、単独でいることが多い。

繁殖はペアで行われ、雄は通気をよくするなど、卵を守る習性がある。

ところで、本種とよく似ているヒマワリスズメダイ(Chromis analis / Yellow chromis)をコガネスズメダイと混称するようなことがあるが、本種とは別種で、体は少し大きく、より深いところでも見られるほか、分布域も広く、西インド洋などでも見られる。
また、ヒマワリスズメダイの背びれは13棘11~13軟条(しりびれは2棘11~13軟条)で異なっている他、本種の英名はWhite-caudal chromisであるように、尾びれは白っぽいが、ヒマワリスズメダイの尾びれは体色と同様、黄色い色をしている。

尚、コガネスズメダイは一般には食用に利用しないが、体色が綺麗なことから、観賞用に利用されることがある。

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